01
プロジェクト概要
- クライアント
- タイムクラウド株式会社
- プロダクト
- TimeCrowd(時間管理・工数管理ツール)
- プロジェクト
- TimeCrowd Sync 開発支援
- 業界
- SaaS / 時間管理 / データ連携
- 支援領域
- Webサービス開発 / 外部サービス連携 / データ連携設計
- 開発パートナー
- ラフノート株式会社(eapグループ会社)
- 担当範囲
- TimeCrowd Syncにおける、外部サービスとのデータ連携にかかわる設計・実装
扱う対象
複数のツールに分散し、連携先ごとにデータ項目や取得の方法が異なる利用データ。
ラフノートの担当
分散する利用データを、TimeCrowdで扱える形に整えるための設計・実装。
組み立てた構成
取得、対応づけ、共通化、段階的な取得、再試行、定期実行、検証を役割ごとに分け、連携ごとの差異を吸収する構成。
02
TimeCrowdとはTimeCrowdとは、業務時間を意思決定に使える情報へ変えるプロダクト。
TimeCrowdは、チームの業務時間・工数を記録し、案件別・担当者別に可視化する時間管理・工数管理ツールです。誰が、どの業務に、どれくらい時間を使っているかを、チーム全体で把握できます。
記録した時間は、プロジェクトごとの時間や、メンバーの単価を加味した人件費・原価の確認にもつながります。さらに、外部サービスとの連携を通じて、チームが日常的に使うツールに分散する利用データを、TimeCrowdで扱える形に整えられることも特徴です。
5,500社以上
導入社数
61,000名
累計ユーザー数
※ 出典:TimeCrowd公式サイト(2026年9月30日確認)。TimeCrowdというプロダクトの規模を示す数値で、ラフノートの開発成果や支援実績を示すものではありません。
03
プロジェクトの背景・課題連携先が増えるほど、データの形と取り出し方の違いが積み重なる。
業務の時間を正しく捉えるには、時間の記録だけでなく、タスク、予定、やり取りといった関連する情報が欠かせません。こうした情報は、チャット、カレンダー、業務アプリなど、チームが日常的に使う別々のツールに分散しています。
TimeCrowd Syncは、外部サービスとの連携を通じて、分散する利用データをTimeCrowdで扱える形に整えるためのサブシステムです。一方で、連携先ごとにデータ項目の持ち方、取得の手順、一度に受け取れる量は異なります。連携先を増やすたびに個別の作り込みを重ねると、同じような処理が重複し、変更の影響範囲も見えにくくなります。
開発では、次の4つを論点として扱いました。
01データ項目の対応づけ
取得元から受け取った情報を、TimeCrowdで扱うどの情報に対応させるか。
02連携先ごとの差異
情報の種類、項目の持ち方、取得の手順は連携先ごとに異なる。その違いを、どこで受け止めるか。
03共通処理と個別処理の分担
複数の連携に共通する処理と、特定の連携先にだけ必要な処理を、どう分けて持つか。
04取得量・失敗・定期実行
データが複数回に分かれて返ってくる場合、通信が一時的に失敗した場合、決まった間隔で処理を呼び出す場合を、あらかじめ前提に置く。
04
開発で取り組んだこと連携ごとの差異を吸収し、継続運用できる形にする。
TimeCrowd Syncの開発では、取得、対応づけ、共通化、段階的な取得、再試行、定期実行、検証を役割ごとに分けて、連携処理を組み立てています。ラフノートは、このうち外部サービスとのデータ連携にかかわる設計・実装を担当しました。
01 取得
複数の外部サービスから利用データを取得する
連携先ごとに用意された手段で利用データを取得する仕組みを、データの対応づけとは分けて配置しています。外部サービスとの通信にかかわる違いを、この層で受け止めます。
02 対応づけ
取得元ごとに異なるデータ項目を、TimeCrowdの形式へ
アカウント、利用者、タスク、予定などを関連づけて扱うデータモデルを持ち、取得元ごとに異なるデータ項目を、TimeCrowdで扱う形式に対応づけます。一部のデータには、入力や状態が妥当かを確認する定義を置いています。
03 共通化
共通の土台と、連携先固有の処理を分ける
複数の連携に共通する処理を土台として持ち、連携先ごとに異なる処理をその上に分けて実装しています。連携先ごとの差異を、個別の処理の側に閉じ込める構成です。
04 段階取得
データを複数回に分けて段階的に取り込む
一度にすべてを受け取れない場合を前提に、データを複数回に分けて取得し、段階的に取り込む処理を組み込んでいます。
05 再試行
一時的な失敗を考慮して、処理をやり直す
通信の一時的な失敗を考慮し、失敗した処理を再試行する仕組みを組み込んでいます。
06 定期実行
定期的に呼び出されることを前提に設計する
決まった間隔で同期の処理を呼び出す定義を置き、定期的に実行されることを前提に処理を設計しています。
07 検証
自動テストと静的チェックで、変更を確かめる
一部の共通処理と連携処理には、期待する結果や例外時の挙動を確かめる自動テストがあります。あわせて、コードの静的チェックを組み合わせ、変更時に確認できる構成をとっています。
05
ラフノートの担当範囲外部サービスとのデータ連携にかかわる、設計・実装を担当。
ラフノート株式会社(eapグループ会社)は、TimeCrowd Syncの開発に参画し、複数のツールに分散する利用データをTimeCrowdで扱える形に整えるための設計・実装を担当しました。TimeCrowd全体の開発や、すべての連携機能を担当したものではありません。
01設計
複数ツールに分散する利用データを、TimeCrowdで扱える形に整えるための設計。
02実装
上記の設計にもとづく、外部サービスとのデータ連携に関わる実装。
06
代表コメント開発を前に進める、信頼できるパートナーとして。
「TimeCrowd Syncでは、外部サービスとの連携という難易度の高い開発に取り組んでいます。ラフノートには、要件を理解したうえで実装と検証まで伴走いただき、開発を大きく前に進めてもらいました。プロダクトを継続して磨いていくうえで、信頼できる開発パートナーだと感じています。」
※本ページの内容は、EAPグループの公開事例(2026年10月時点)にもとづいて構成しています。画面・写真は掲載していません。